遡上稚鮎の汲み上げ
天然遡上稚鮎の汲み上げを試みました。
三河湾から豊川を遡上する稚鮎は河口から26㎞地点にある牟呂松原頭首工(牟呂用水、松原用水の取水堰)の堰堤を越えねばなりません。この堰地点に滞留する稚鮎を汲み上げて、遡上が困難な支流の区域に放流する事業を今(2024)年度から始めました。4月の19日以後、5月5日までに約1万7千尾の稚魚を汲み上げ、大半を黄柳川に、一部を宇利川に放流しました。今後、放流先でのモニタリングを実施しながら、次年度にむけて、改良するべき課題の整理や準備作業を行う予定です。